2017年4月28日金曜日

強靭なスパーク

こんにちはマシュンです。今週末ライドの前に少しでも参考になればと思い書きたいと思います。開幕戦を終え、ホット一息。実はリジットの機敏性を活かしてスケールにしようと調整していましたが、優柔不断な性格と少しだけ時間の余裕(と言っても極わずかでしたが汗)があったので、アメリカ遠征でも大活躍したスパークをコンポーネント入れ替えて新品のDi2を投入。昨年の11月に乗り始めていたので、ブレーキなどもフルに入れ替え手の作業。ざっと5時間ほどの作業となり、睡眠時間を削っての事でしたがその苦労の甲斐があってのレースとなりました。



(34:50に登場します)

開幕戦八幡浜のコースでは、動画も沢山公開されていますが、
前半のシングルでの切り返しと登りでの加速、スイッチバックと急斜面の登り返し、木の根が波のようにボコボコと並ぶところ(通称ゴジラの背中)がスパークの威力の見せ所でした。

フロント三角はほぼ同じですが、リアバックからリアユニットが逆さまなのと、更に専用設計のユニットで代用品なんて存在しません。
さらには、完成車には専用サグメーターが付属して、適正位置で乗ることが簡単にセッティングできます。ハイスピードのレースなら20%に合わせ、ツーリングなら25%にします。順序的にはリアからで跨いでそっと降りてゴムのリングを見ます。サスポンプで調整、設定値に合わせます。
もちろん、サグメーターがあれば他のバイクだって調整はできます!ただし、サグメーターの下にある100mm用と表記してありますので、120mmなら使えません。
今井選手のバイクもスパークです。女性モデルですがフレームスペックは男性モデル同じで、カラーがコンテッサカラー。サドルが女性用。となっています。
©︎Hiroyuki Miyata

気になる方は、5/4-5ゴールデンウイークに、2戦目滋賀県朽木でSCOTTブースに足を運んでくださいね。
©︎Naomi Kuniyoshi

2017年4月25日火曜日

八幡浜レースレポート (MihoImai)

みなさん、初めまして。読んでいただきありがとうございます。
Team SCOTT MTBサポートライダーの今井美穂です。
このブログではレースのことや練習等を載せていきたいと思います。
また、FBでもオフィシャルページを設立しましたので、ぜひフォローをお願いします。
https://www.facebook.com/MihoImaiOfficial/


 先週末に愛媛県の八幡浜で行われたMTB公式レースに初参戦してきました。

大会名:Couped de japon やわたはま国際MTBレース2017 (UCIークラス1)
期日:2017年4月23日  
場所:愛媛県八幡浜市八幡浜スポーツパーク
成績:エリート女子 1位


 結果として、優勝をすることができたものの、レースの内容は満足できるものではなく、課題が多く見つかりました。
 また、レース1週間前にバイクやシューズが揃い、なかなか練習する時間も確保ができなかったため、今回のレースで見つかった課題と合わせてより練習に取り組み、これからのレースに向けて進んで行こうと思います。







 初参戦にもかかわらず、多くの方から声援をいただき、とても嬉しかったです。
また、何より力になりました。今後も、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(織田さん写真ありがとうございました。)

八幡浜レースレポート (山内健正)

大会名 Couped de japon やわたはま国際MTBレース2017 (UCIークラス1)
日程  4月23日
ライダー 山内健正 ゼッケン 17番
順位 アンダー23クラス 4位

使用機材  
ハンドル・ステム・サドル・シートポスト syncros(シンクロス) 
ドライブトレイン SHIMANO XTR Di2
ホイール SHIMANO XTR
タイヤ IRC G-CLAW


今シーズン初戦のレースは、順位をしっかり出すことができなかったものの良い手応えを感じることができた内容となりました。次戦CJ1びわこ高島までにできる全てをして備えます。

シーズン初戦の今回は個人的な思い出の深い『やわたはま国際MTBレース』。地元九州・熊本から比較的近い愛媛県八幡浜市で行われるこのレースには九州県下からも多くのライダーや知人が訪れる。八幡浜市民スポーツパークにある特設コースは観戦する側・参戦するライダー側のどちらにとっても刺激的なレイアウト。グラウンド中央からのスタートダッシュや名所『桜坂』『ゴジラの背』、近年新設された『ドロップオフ』など見応え、走りごたえはかなりのもの。
今回は金曜日に現地入りをして余裕のある試走をおこなった。レースに向けて取り組んだトレーニングのおかげで身体の反応は上々な印象。コースも走り慣れた場所なので細かなラインやブレーキングや変速のタイミングもスムーズに確認できた。土曜日の試走で最終的なチェックを行うためにチームメンバーの皆で試走を行う。今回のレースにはTEAM SCOTTの4名、TEAM GRMから2名の計6名での参戦ということで試走ではレースのような感覚を掴みやすかった。レースペースでのセクション練習で当日のイメージを固めていく。
当日の日曜日はユースからエリートまでの各カテゴリにチームのライダーが参戦するためタイムスケジュールは意外に余裕がない。出走するライダーへのサポートや自身のレース準備、会場での挨拶など知らない間に時間が過ぎていく。あっという間に出走まで1時間半になってウォーミングアップの準備等をしてアップを始める。機材のセッティングや補給の確認などをバタバタ済ませてスタート招集へ。
気持ちは平常を保っていて良い状態、スタート位置は2列目左端。スタートを待つ間はほどよい緊張感を抱きながらリラックスしていた。号砲とともに駆け出していく集団についていき良い流れで全体の7番手あたりでシングルトラックへ入っていくが身体のコンデションとは裏腹にバイクの感覚がいつもと違うことに気付き始める。妙に横滑り感や路面からの突き上げ感を感じたため最初はパンクか?と思ったがどうもタイヤの空気圧が高い。周回を重ねるごとに下りでのスリップや上りでの空転などのミスを連発し始めてしまった。振動するバイクに腰が悲鳴をあげ始め、上り坂が辛い。できるだけ順位をキープしたがアンダー23で4位、エリート総合で21位という結果でレースを終えた。
今回の大きなミスとしてバイクセッティングをしっかりできていなかったこと、レース前のルーティーンを確立できなかったことが考えられる。空気圧に関してはフロアポンプの空気圧計で確認したが後ほど再度確認したら差し込みが甘い状態で確認していたことで実際より低い数値を表していたことがわかった。また、自分の手でタイヤを押す等の二重チェックを行わなかったことで気付けるミスを見逃した。
このレースでは小さなミスから大きなトラブルにつながってしまった。だが、1周目を良い順位で走れた事やレースに至るトレーニング・取り組みがレースへのコンデション向上につながった事を確認できたため次回には必ず良い結果が出せるという自信にもつながった。
次戦の5月5日CJ-1びわこ高島大会では今回のミスは絶対に起こさないようレースに向けた取り組みやスタートラインに立つまでの準備を怠らないように対策します。

コース沿いの声援やレース前後の皆様のお声かけに本当に力をいただきました。いただいた想いにしっかりお答えできる全力の努力をして目標の全日本MTB選手権でのU23優勝のために繋げていきます。今回の応援・声援本当にありがとうございました。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

TEAM SCOTT 山内健正


山内健正フェイスブックはこちら。
ブログはこちら。

CJ XCO八幡浜レースレポート(松本駿)

©Naomi Kuniyoshi



期日:2017年4月23日  場所:愛媛県八幡浜市八幡浜スポーツパーク
天候:晴れ 気温26度 コース状況:ドライ
機材
バイク:SCOTT/スパークRC7002017 メインコンポーネント:シマノ/XTR・Di2
ホイール:シンクロスXRブースト 
ハンドル、ステム、サドル、シートポスト:シンクロス/FL1.0
グリップ:エルゴン/GE1スリム
サスペンション:FOX RACING SHOX/(F)32フロートパフォーマンスエリート27.5/100mmブースト(65psl)コンプレッション+2/(R)FOX RACING SHOXヌードトリューションスコットカスタム100-70mm(100psl)
タイヤ:IRCタイヤ/Gクローチューブレスレディー27.5x2.25(1.8bar)
ヘルメット:SCOTT/セントリックプラス/ブラックRCイエロー
サングラス:OAKLEY/JAWBREAKER/Lenz PRIZMtrail
バイクジャージ:ウエイブワン/レジェフィットスコットデザイン
シューズ:シマノ/SH−XC9・シマノブルー
チェーンオイル:フィニッシュライン/セラミックワックス&ウエットルブ
サプリメント:グリコパワープロダクション
レース前)エキストラバーナー、ワンセコンドHCA
レース中)クエン酸&BCAA、ワンセコンドライチ
レース後)ゴールデンタイムプロテイン、ジョイントプラス、プロスペックグルタミン
サプリメント:パワーバー
レース前)パワージェルショッツコーラ&オレンジ
レース中)パワージェル/グリンアップル&バナナ
レース後)エナジャイズ/チョコ&バナナ、プロテインバー


結果:エリートメン9位(総合11位)

アメリカ遠征からリズムを整え、国内の開幕戦への調整は順調に進んでいた。データでの確認はもちろん、今年のチーム体制で合同練習も多くチームメイトが近所にいることもありトレーニングはハードな練習をこなせている。日が近づくにつれて、楽しみになっていった。開催期間中は晴れて、雨の心配すら無い気持ち良い天気が続く。九州勢が多く参加する大会は、新メンバーが熊本ということもあり沢山の方々がブースをおとづれてくれた。会場に長くいる分だけ、移動疲れの緩和と体力温存がキーワードとなるがキャンピングカーのお陰でリラックス時間は多く保たれる。ミーティング、試走、バイクメンテ、フィードに撮影と6倍速ぐらいの時間をこなすことはレースに集中力を奪われがち。チーム一丸となって連携を取れて事や優勝が2名いた事でチームムードは高まってゆく。アップ時間が少ない時間だったが、不安要素を一切無にしてスタートは走り出した。
©kasukabevisionfilmz

3列目から飛び出す様に位置取りを気にしながら進み、身体の動きもいい感じでいる事が伺えた。舗装路からシングルへと長蛇の列で隙を伺いながら進んで行く。多少前走者の動きにジレンマを感じるが、冷静さを保ち進んでいる自分がいる。宮津選手は上りで速い分、下りで差を詰める。松尾選手を徐々に捉えてジャンプアップ。ポジションを15位ほどでまだまだ前半だし、見えてくるライダーを追う事のみに集中した。

中盤は、ポジションを12位にあげて多少前後しながら走行した。桜坂でのリズムも整い、適正なギア選択とペダルの回転数をキープ。木の根が続くゴジラの背中も毎年土が痩せ細そり巨大化してゆく一方で今年は乾いている事とスパークのリアサスとフォックスの剛性のお陰で安定した走りができる。その後のクランク曲がりで一度足をつくが、次周からは体勢を立て直しスムーズに抜けた。急斜面のスイッチバックからの登り返しも後半につれて加速する様に走れてスピードが上がった。

©Hiroyuki Miyata

レースも大詰め。体力の消耗で集中力を下げる選手も多くいた。逆に後ろから迫る選手もいるがパスされる事はなく、自分の刻むラップタイムは変わらずにいた。追いついてきた小野寺選手とランデブーを楽しむかの様に久しぶりの好感触。スピード感覚が近年になく加速してゆく。ラスト2周での勝負どころはゴジラの背中で竹内選手と小野寺選手がミスして左に流れて止まってゆくのに対して、右のストレートラインをスパークの性能を活かしながらスピードを加速させる。気持ちは高ぶるが小野寺選手はそう簡単に下がらず再び巻き返され、ファイナルラップまでもつれ込んだ。少し離されかかるが、直ぐに後ろまで迫る。急斜面のスイッチバックから急激な上り坂で加速する事に成功し、そのままパスしてゴール。開幕戦を終えた。
©kasukabevisionfilmz

昨年より明らかに走れてきている身体は、楽しいレースと思えるいい流れで国内戦を始める事ができました。次戦は2週間後の5月5日滋賀県朽木となります。
応援ありがとうございました。

TEAMSCOTT 松本駿




Facebookファンページ:TEAM SCOTT JAPAN

2017年4月24日月曜日

八幡浜レースレポート (松本一成)


使用機材
バイク:スコット・スケールRC700
コンポーネント:シマノXTR
タイヤ:(F)IRCタイヤ・Gクロー(R)IRCタイヤ・ミトス

今回のコースは根っこがたくさんあり途中ドロドロだったし平坦もあったので、タイヤは前輪は平坦で進むようにGクローで、後輪は泥の所でもグリップするようにミトスで走りました。タイヤの空気圧は1.7でいつもより少し低めにしました。
試走で特に練習したところは、前半の最後の上りと後半にあるゴジラの背です。
そしてレースでは、スタートでは決めたラインを行けるように位置どりしてスタートしてからは一番速く舗装路の上りを上って先頭でシングルトラックには入り後ろと差をつけるために無駄なところでブレーキをかけずに行ったら前半が終わってグラウンドに出たところで後ろと十秒位差がついたのであとは後半をさらにペースを上げて走り一周目が終わるくらいには後ろと30秒くらい差ができました。2周目は一周目より少しペースを落として走り回復させましたが二回ミスしてしまいました。3周目はまたペースを上げミスなしで走り一位でゴールできました。
今回の感想は、去年ずっと勝てなかった人に勝つことができてすごく嬉しかった、でも目標は全日本優勝なのでこの調子を全日本まで繋げたいです。

TEAM SCOTT  松本一成

八幡浜大会



皆さんこんにちは。マシュンです。国内開幕戦が終了しました。前日は、試走とセッテイングを煮詰めて、当日は朝からサポートとレースで慌ただしくしておりました。
©春日部写真店

決戦当日は9:30よりトップバッターでユースクラスの松本一成が出走。メーカーの看板を背負い、彼に与えられたプレッシャーは罵声ではなく、声援と驚きだったと思います。彼の独特のフォームは彼自身が乗りやすいと感じてつくりだすもの。最初から最後まで独走で走ることができました。普段はごく普通の中学生ですが、スピードスケートで鍛え上げられたバックボーンをうまく転換でき、アメリカ遠征でトレーニングした結果を見ていただけたと思います。レース内容は1周ごとに2位との差を17秒づつ離すことができました。


Miho Imai Official より

続くセカンドバッターは今井美穂選手。初のMTBレースにチャレンジですが、陸上とシクロクロスで走るセンスの良さは、流石です。
実は、バイクは1週間前に届き普段の仕事も忙しくて、今回は3度めのライド。前日にさらっとセッテングして乗りこなすのでした。
今年は、コンテッサ・スパークという世界選手権も勝ち取った女の子モデルのスペシャルバイクで走ります!
今回は国際大会と言うことで帽子とサングラス、そしてバイクを上げることもNG。スポンサー泣かせでしたが、しっかりとチーム2勝目を飾ってくれました。
女子は混走でユースとジュニア、エリート出走の総合では4番目。これで優勝とは満足できません。とは頼もしいコメントです。









そして、U23とエリート混走で山内健正が出走。今大会は、九州勢が多く参加していることもありブースへ訪れてくれる方も多くいらっしゃいました。ありがとうございます。

前半は5-6位を走り今期の調子の良さを見せてくれましたが、転倒して変速トラブルに。復帰に時間がかかってしまい17位ゴールでしたが、U23では4位。UCIポイントも5位まででしたので見事ポイントゲット。全日本選手権と世界選手権選考に一歩前進しました。昨年とは全く違う力強さを見せ、次回に期待できる走りでした。

そして、僕。松本駿は初めのシングルでもう少し前に走れればと悔やまれますが、15位前後から接戦を繰り返して目指すは一桁まで!何とか周囲と接戦を繰り返しながらも、ここ数年低迷した走りからキレのある余裕のある展開に切り替えられ、いい走りで11位番目にゴール。エリートでは、9位。UCIポイントも15位までですので獲得となりました。
今回はキャンピングカーをレンタルで、会場ではとてもリラックスできた空間となりました。また、会場ではブースに沢山の方々にお越しいただき、ありがとうございました!チーム一丸となれてまずは開幕戦を終えることができました。
次戦は5月5日滋賀県朽木となります。