2019年7月22日月曜日

フランスワールドカップ&全日本レースレポート(松本璃奈)

遅くなってしまいましたが、ワールドカップのレースレポートになります。

日時;2019/07/14
大会名:Mountain bike World Cup/Les gets France
開催地;Les gets/France

機材
バイク:SCOTT/スパークRC900
メインコンポーネント:シマノ/XTR
ホイール:DTSWISS1200
ハンドル・ステム・シートポスト:タイオガ
サドル:エルゴン/SMR3 PRO
グリップ:エルゴン
サスペンション:FOX RANCING SHOX/(F)32ステップキャストファクトリー29/100mmブースト (65psl)コンプレッション-8
タイヤ:MAXXIS/F:リーコンレース、R:リーコンレース
ヘルメット:OGK KABUTO/FLAIR
シューズ:SCOTT

結果
Women U23;25位

会場はUCIセンターから1時間30分で近いが行くまでが山道だった。
木曜日に会場入りをし、コースを確認する。今回のコースはテクニカル系で疲れてくるとミスしやすい感じだった。
金曜日は会場には行かずリカバリーライドで足を回した。
土曜日の試走では、BMXの世界チャンピオンからアドバイスをもらいレースに備えた。

レース当日。
いつも通りに坂道でウォームアップをして下っていたらまさかの転倒。レーパンが破れて太ももに擦過傷ができ、すごく痛かった。しかも、転けたのがコールアップ20分前だったのでバタバタ。急いでバイクをメカにみせてなんとかコールアップに間に合ったが、ハンドルに違和感が…。まっすぐに走れない。でも、このバイクでやるしかないと思いスタートラインに立つ。

スタートは一番後ろ6列目。
スタートはゆっくり行き徐々に上げていく。
今回もパックマンと45周目を頑張る作戦で行った。
123周は単独を避けつつ前の選手を追った。
得意な登りで一人ずつパスしていく。
少し後ろに6人ぐらいのパックがいたが、単独ではなかったので先頭交代して徐々に突き放していった。
今回のコースは、難しいセクションはなく、どっちかというとシクロクロスに近いコースだった。
フィードゾーンではボトルを取りたかったがない??そもそも出してない…。
45周目はひたすらもがいた。徐々にばらけ始め単独になっていてきつい。
この2周がどれだけ大事か、キープできるかで結果が変わってくる。
ラスト一周は、体力がほとんど残っていなかったが順位をキープしてゴール。
結局ボトルは一回もとることなくゴールした。

嬉しかった。本当に嬉しかった。

今回はワールドカップを完走することができ第1ステップをクリアできた。まだまだやらなきゃいけないことはたくさんある。でもその内の1つをクリアできたということはレベルアップしたということになる。
次は来週の全日本選手権、そして再来週はアジア選手権。
連戦なので体調管理とベストで取り組めるよう頑張ります。

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ワールドカップが終了し、3ヶ月ぶりに日本に帰国。これが楽しみでここ一週間ワクワクしていた。何を食べようかずっと考えていた。
しかし、帰国後衝撃な出来事を聞くことになった。それは、母親の方のおばあちゃんが入院していたこと。5月に体調が悪くなったと聞いていたが、入院しているとは聞いていなかった。
帰国後次の日にお見舞いに行ったがそこにはいつもとは違うおばあちゃんがいた。正直、ショックすぎて涙が止まらなかった。2ヶ月間も苦しんでいた。心配性の私ってことを知っている家族は、レースや練習に影響が出ちゃうから黙っていてくれた。でも、黙っていてくれて正解だった。もし、それを聞いていたら帰りたいと言っていたかもしれない。全日本出発まで毎日会いにいった。少しでもおばあちゃんの近くに居たかったから。私が会いに行くたび少しずつ変わっていい方向に変わって行くおばあちゃん。それを見るのが嬉しくてまた泣いた。
金曜日の朝におばあちゃんに「全日本取ってくるからおばあちゃんも頑張って」といい病室を後にした。

さあ、田沢湖行くぞ!久しぶりの運転。高速道路までの道がどっち側走るんだっけから始まる。大丈夫かー??

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全日本選手権レースレポートになります。

日時:2019/07/21
大会名:第32回全日本マウンテンバイク選手権大会 あきた/たざわ湖
開催地:たざわ湖スキー場*田沢湖スポーツセンター/秋田県/Japan

機材
バイク:SCOTT/スパークRC900
メインコンポーネント:シマノ/XTR
ホイール:DTSWISS1200
ハンドル・ステム・シートポスト:タイオガ
サドル:エルゴン/SMR3 PRO
グリップ:エルゴン
サスペンション:FOX RANCING SHOX/(F)32ステップキャストファクトリー29/100mmブースト (65psl)コンプレッション-8
タイヤ:MAXXIS/F:リーコンレース、R:リーコンレース
ヘルメット:OGK KABUTO/ゼナード
シューズ:SCOTT

結果
Women U23;優勝

金曜日に会場へ。16時ぐらいに到着し、着替えて試走をする。
今回のコースは、前半テクニカル系のシングルの下りで後半は上りという珍しいコースだった。
土曜日は、午前中軽くロードライドをし午後に試走をした。前日の試走は雨が降っていたのでコースが荒れていたが、この日は晴れていたので路面が乾いた。

レース当日。
最近はローラーでアップするのが好きではないので上りのアスファルトでアップした。
会場は12時に近くなるにつれてどんどん気温が上がって行く。
コールアップエリアに移動し、呼ばれるまで足を回す。
スタートは2列目。
ゆっくりスタートし、徐々に前に出て行く。
中盤あたりで女子総合でトップ3。三人パックでレースを展開して行く。
photo by KASUKABESYASHINNTENN
2周目の前半でトップに立ったが、後半にまた抜かされる。
photo by KASUKABESYASHINNTENN
photo by SUMPU
付いて行こうとしたが、足が重く離されてしまった。
3周目は、また抜かされ2人で前を追う展開となった。
photo by TAKANOさん
photo by SUMPU
徐々に差が縮まって行くが、一緒に走っている選手がラスト一周だったのでペースがどんどん上がって行く。
photo by KASUKABESYASHINNTENN
結局離されてしまい単独で4周目へ。前後同じ間隔で開いていた。

photo by KASUKABESYASHINNTENN
後半から重い足がやっと動き始め進むという感覚が戻ってきた。
しかし、そのままゴールとなった。

とりあえずタイトルは獲得したが、全然走れず悔しい結果となった。
今週末はアジア選手権。目標はアジアチャンピオン。同じ結果とならないよう体調管理をし、最善を尽くせるよう頑張ります。


応援、サポートありがとうございました。



TEAM SCOTT JAPAN RINA MATSUMOTO


  
*Sponsor*
SYNCROS,DTSWISS,TOPEAK,ERGON,FINISH LINE,KOKORO CARE,TIOGA
DOCTORAIR,FOX,MAXXIS,FUJIMIPANORAMARESORT,WAVE ONE,BRYTON,OGK KABUTO

全日本選手権大会レースリポート(松本一成)


期日:2019年7月21日 場所:秋田県田沢湖スキー場
天候:晴れ  コース状況:ウェット
機材
バイク:SCOTT/スパークRC7002018 メインコンポーネント:シマノ/XTR
ホイール:DTSWISS
ハンドル、ステム、シートポスト:タイオガ
サドル:エルゴン
グリップ:エルゴン/GE1
サスペンション:FOX RACING SHOX/(F)32ステップキャストファクトリー29/100mmブースト(65psl)コンプレッション−8エアボリュームスペーサー2
タイヤ:MAXXIS RECONRASE
ヘルメット:OGKKABUTO FLAIR
バイクジャージ:ウエイブワン/レジェフィットスコットデザイン
シューズ:SCOTT/SHOE MTB RCイエロー
チェーンオイル:フィニッシュライン/セラミックワックス&ウエットルブ

結果:優勝

レース前日
昼過ぎぐらいに試走に行きました
コースは所々ドロドロでした。
前半下りで後半上りのコースでした。
3周試走をして終わりにしました。

レース当日

朝7時ごろにご飯を食べて8時くらいに会場に行きました。
会場に行ったら自分のバイクのテェックをしてレース1時間前にアップを開始しました。
今回の作戦としては前回の富士見のレースのようにトラブルで一位を逃すのは嫌だったのでまず落ち着いてレースを展開していくことを意識しようと思いました。
レースがスタートしてスタートから飛び出して行きました。
最初で差を開いてそれをキープしたまま勝とうと思いました。
そしたら後ろと少し差が開いてここままいけると思い行きました。
この時考えていたのはどうしたら自分が負けるのかを考えました。トラブルだったり転んだりそんなようなことを考え、自分がそうならないようにするにはをどうすればいいかなど自分の負け筋をどんどん無くして行きました。
2周目はうしろと30秒くらい開いていたのでペースを落とさないように走りました。
フィードのとこでさらに差が開いていたので落ち着きながら走りました。
3周目では少し後ろと差が縮まっていてあせってしまい最初のシングルトラックで転んでしまいました。
ですが自分の体に落ち着けと言い聞かせながら頑張りました。
フィードゾーンのとこで差が少し開いたのでこのまま行けば勝てると思いながら走りました。四周目では余っている力を全て出し切り一位でゴールしました。

今回はトラブルなく、ペースを落とさず作戦通り走れたので良かったです。

このレースで勝ったことは世界への一歩進んだくらいなので次のアジア戦でも勝って世界で少しでも戦えるように進んで行きたいと思います。

沢山の応援ありがとうございました。


PHOTO BY SUMPU


TEAM SCOTT  松本一成

全日本マウンテンバイク選手権


©︎George Muramami


こんにちは、マシュンです。全日本選手権が秋田県田沢湖スキー場にて開催され終了しました。全日本選手権としては、11年ぶりの会場で、僕としては怪我からの復帰できた思い出の場所です。コースレイアウトも大幅に違うレイアウトでしたが、20年以上前から開催していた大会会場ですから、懐かしいセクションも復活していました。僕ら世代のライダーにとっては、白馬岩岳の10kmコースを思い出させる、凝縮した4.4kmです。




©︎Sumpu photo


10時から男子ジュニアに出走の松本一成選手。得意のロケットスタートから始まり、トップスピードに乗って1頭身リードして始まりました。1周目は、13分45秒。2位の山口選手とは30秒リードしていました。続く2周目には、前転をしてしまい失速。それでもリードは変わらず、一周あたり14分を保って独走のまま全日本チャンピオン獲得しました!
©︎春日部写真店

12時より、U23女子に松本璃奈選手がスタート。女子は全てのカテゴリーが混走となるので、ライバルの小林選手のペースとシクロクロスでもライバルの今井選手に勝負して勝つと言う気持ちで挑みました。スタートのペースは、やや抑えて後半に向けて徐々にあげる作戦。先週のワールドカップを終えて、火曜日帰国と言うハードスケジュールでしたので時差ボケの回復が気になるところでした。試走でも心拍が上がったままで、苦戦が予想されました。
スタートは流れのまま走り、小林選手、今井選手、に続く3番手。2周目は、総合トップに!ところが、フィードで今井選手にパスされると一気に突き放されてしまいました。それでも、結果的にはU23女子ではチャンピオン獲得です!
©︎春日部写真店
フィナーレは、エリート男子に松本駿が出走です。1番暑い時間の14時30よりスタートでした。カリフォルニア以来の暑さでしたが、懐かしい感じの気候。アイスベストで冷やしながら、アップをして掛水も氷も沢山前日より準備していました。
スタートの砂利と予想外に滑る路面に一周はもたついて、周りの気迫に押されて後続へと追いやられていました。慣れてきた中盤には、リズムに乗る事が出来て定位置へとジャンプアップ。後半は、U23の選手にパスさせてそのリズムでペースアップする事に成功。15位から11位となり、ラスト周回にはシングルリザルトまで見えていました。しかし、押しの区間でミスをしてしまい復帰するまでに時間を使ってしまい失速。そのまま11位でゴールとなりました。

©︎George Muramami

松本璃奈選手は、アジア選手権レバノンへ向けて来週出国。そのままスイスへと再び滞在して世界選手権へと挑戦です。
松本一成選手も、アジア選手権に。世界への挑戦です。

チームスコットには2枚のチャンピオンジャージと、2個の金メダル獲得となりました!
応援ありがとうございました。

©︎George Muramami