2019年4月20日土曜日

アメリカ遠征(後編)

こんにちは。マシュンです。
続く後編は、だいぶ昔話になってしまいましたが、思い出しながら何とかお伝えしたいと思います。
レースを終えて、アメリカへ来たならば、トレイルです。日本のトレイル事情とはだいぶ違って、看板設置や優先順位。天候によりクローズドや乾燥して火災が起きやすいなど、自然を楽しむ上での情報は入り口に表示してあります。ボランティアでトレイルを保全したり、譲り合ったり。優先順位は基本的には日本とは代わりありませんが、譲り合いの心が第一優先。そんなことを感じると日本でも少し変わってきますね。僕もなんだが最近になって、海外行った日本人が多いトレイルではそんな会話を楽しんでいます。

さて、レース翌日なんて関係なく欲張ってトレイルライドから楽しんでおりました!
レース翌日ということもあり、クラッシュした一成は手首周辺が痛みがあるので宿(車)待機。珍しく練習嫌いの彼ですが、こちらのトレイルを知っているからこそ残念がっていました。
場所はリバーサイドというエリアに移動して滞在。フルダクルックスパークトレイルを走ってきました。裏側からのアクセスが良かったので、ロードを約1時間ほど走ってトレイルの入り口へ。進むに連れて激坂となり、押しながら進みましたがその後は狙い通りのトレイル!尾根道が続き、ピークを何度も交すように横に道があったりとはじめの登り以外はアップダウンの連続。離れた犬を連れたオジサンに手を降ったり、写真を撮ったりとハッピー気分です。
続く翌日は、偶然会場で知り合った日本人の方がTさんで、それが6年前。オフロード2輪好きなら誰もが知っているトロイリーだと思いますが、僕の中でも憧れだったのですが、その勤務先だということで、厚かましくも会社見学をさせていただきました。残念ながら社長さん不在だったのと社員の方とTさんとランチライドを木曜に予定だったのが、前日の豪雨でトレイルクローズドによりライドは無しに。これは、また再び遠征に来る時の楽しみとして....。
それでも、会社見学の後に教えていただいたアーバインのトレイル。小高い丘の続くところで、上り坂もカーブが斜度がキツクなっていてついつい踏ん張ってしまう。あっという間にマウントトップで、奥にはまだまだトレイルが見えるけど今日の時間はこれまで。管rながらポイントで写真を撮っていると親切なおじいさんが記念だろ!押して上げる。と撮影がこの写真でした(笑)その後も、放課後の小学生がジャージを揃えて、30人グループに遭遇。ダウンヒルチャンピオンのリードノバン?そっくりさんに見えたので得した気分でした。
その後も本日はまだまだ続きました。最後のミッションはトーランスへ。山本選手がホームステイしている受け入れ先のMさんの町へ。日本人の住みやすい街だけに外食もスーパーもたくさんありました。野球選手も多く訪れる場所で今年の車工場移転問題で3千人解雇は記憶に新しいと思います。その街がここだという事で何だか考えさせられることがありました。最も僕がアメリア遠征で訪れる街は、日本人が憧れていくところ(日本人観光客が興味)のない場所が大半ですからね。夕食も久しぶりの日本食でリセット。カルフォルニアでの寿司も鮮度も良くて驚きました。
翌日は郊外のデルセロパークトレイルへ。トレーニングメニューをこなしながら、菜の花の咲くトレイル。自分の背丈以上もあって、ひまわりのような太い茎でびっくり。時にはサボテンもあり、海沿いにある地区で気持ちよくライドでした。

その後は、最終目的地までの中間であるアナハイム郊外へ。マウンテンバイクとアメリカが元気だった頃は、この地で国際展示会があったんだよなーとか主入れのある地ですが、今では無縁。なんか有名なとことはあるのでしょうか?ここでは、夕飯の買い出しにターゲットで空振り。勝手のわかるコストコでディナーゲットしてました(笑


トレイルライドが中止となった本日は。朝イチからアナハイムからベイルレイクへと移動。この写真は最終日の移動前なので晴れてましたが、到着後曇り空からの雨。予報は夕方上がるとのことで、先に買い出ししてからのライドに変更でした。

早速のトレイルは?登り返しも含めて、サボテンこそないけれどアリゾナのフォーテンヒルを思い出すトレイル。前回の場所よりも内陸で標高もそこそこあって、過ごしやすい場所です。しかも、キャンプサイトからすぐの会場で立地には申し分ないエリアです。自転車終了後は、家(キャンピングカー)だし、シャワーもすぐに浴びれるしね。しかも、5日間滞在するので長期割引でしたし。
レースコース以外にも走らないと損!と言わんばかりに、広がるトレイルは、マウントトップは景色も良くて、ベイルレイクも見えました。エンデューロレースもあるコースは少し激しいコースでしたが、XCコースにも普通にあるほどで楽しめるところでした。
さて、レースの方も大詰め。この遠征の締めくくりですので、張り切っていきたいところ。僕、松本駿はクロスカントリーのみですので、金曜日のショートトラックはサポートして、見守りです。
まずは、今年よりジュニアクラスに上がった松本一成からです。全部で60名出走があり、混戦のスタートです。相変わらず最後尾スタートですが、見晴らしの良いコースで一部コーナーがふかふかでコントロールしにくいコースすので失速することが。UCIレースでしたのでデンマーク、カナダ、スエーデンの選手もいましたがクロスカントリーだけにフォーカスして未出走。それでも、アメリカンのライダーもレベルが高いので見ごたえはあります。前半は20位で始まり、15位から中盤には7位までジャンプアップ。前回のレースの屈辱を晴らすべく、展開も慣れてきたように位置取りにもスムーズに加速してゆくのが見えました。ラスト周回には4位で半周を終えて消えてゆきます。ゴールに戻る頃には5位でゴール。スピードの速いショートトラックで、世界との差は互角であることを証明できました。





続く、エリート女子はジュニアから最高峰クラスへ上がった松本璃奈です。先週に引き続き、アメリカチャンピオンと世界チャンピオンの走る選手にどれだけスピードが通用するかが試されるリベンジレースです。中間からスタートで位置取りが気になります。
12位からレースは展開。周囲にスピードが引けを取らない走りでした。国内ではなかなかできないこの展開ですが、同様せずに走れていることは冬場のシクロクロスで走っていた成果とも言えるかもしれません。徐々に順位を落としてしまい、ラップアウトの19位フィニッシュでした。
日が空いての休養日と成る土曜日。変則的ですが、午前中はライドして食料調達の買い出しと久しぶりの外食もなーなんて思いながらも、ピザハットで注文。もちろんテイクアウトのみでしたので、社内でランチです。4人でこの量は普通ですが、4年前に来たときは、間違って注文。2人でこの量だったとは笑い話です。
こちらのレース会場では、こんな2段済みもしばしば見ます。すごい量ですが、雨が少ない地方では外積みで快適に運ぶことが常識となってます。

さて、一日開けて最終日のクロスカントリーです!

サポートを入らなければならず、写真はほぼないのですが、ジュニアクラスからのスタートです。号砲が鳴り、勢いよく飛び出すもすぐに30名ほどの集団落車が発生。運悪くこれに巻き込まれてしまいましたが、機材トラブルだけは間逃れて、スタートループ終了後は70位からという後方からのスタートとなりました。とにかくポジションを上げることで半分の周回を重ねるごとに60位から50位。40位と全5周回るファイナルラップには30位まで上がっていました。5人ほどの集団毎に形成される展開でしたが、何とか25位までのUCIポイントを取りたいところ。結果的に24位でゴールし、初めの落車が悔やまれるレースとなりました。


続くエリート女子は、周回数も男子ジュニアと同周回でタフなレースであることを予想させました。混戦の中での位置取りが重要ですが、何とか前半の30番手から後半には20番手で走り気合が入ります!ラスト2周回でココというタイミングでアタックが決まり、見事に集団からリードして抜け出ることに。少しづつ離れる後方の選手とフロントも追いつけそうで追いつけない位置のまま、結果的に17位と検討。しかし、15位までがUCIポイント獲得になるということで、終了してしまいました。


続く僕、松本駿は周回数も7周で気合が入ります。先週のレースコンディションも明らかな違いを感じていて、コースのライン取りも確実に覚えてきていることで有利に走れることは想像が出来ていた。スタートしては大混乱に。コーナーごとに狭いラインを我先に入るのでぶつかり合いながらポジション取り。スタートループが終わり、本コースへと変わっていきいよいよレースだ。シングルの入り口では押し合いと焦りすぎて乗れないとか進まない選手を押したりと混戦。そのうちにペースの同じ選手と走り始め、周囲のは70位前後を争いながら5人ぐらいで形成された集団で進む。忘れかけていたビックリングの踏み倒しの感覚が蘇ってきて、見る見るジャンプアップしていたが、マイナス1ラップの68位でレースは終了した。



今回は、チームだけでなくクラブの子が2名、現地で別にやってきた山本幸平ファミリーとMさん、そして、平林安里とKさん、カメラマンのヒデさんやTさんと、沢山の日本人と現地で会うことが出来ました。選手でいるとついつい忘れてしまいがちなレース以外の事も沢山ありました。

まずは、キャンピングカー。これはかなり良かったです。普通に車借りてRVパークのキャビン(小屋)で寝るというスタイルもありかもしれません。トイレやシャワー、コインランドリーもありますから。今の生活には欠かせないコンセントも!キャンピングカーなら、移動がスムーズではありませんからその点で、普通のバンでも借りて移動をすることもありかもですね。

また、行ったならトレイルも。できればローカルの友達ができると好都合です。日本で言う登山者名簿管理式ではありませんが、トレイル入り口(裏から入る場合にはない場合も)には案内板、乾燥度合いのメーター。これは火事になりやすいもありますが、喉が渇きやすいので十分な水があるかとか、路面が誇りが舞いやすいとかも目安になります。トレイル名称と歩行者、自転車、馬の優先順位があります。時には自転車禁止とかもありますが、単純に階段で大変だよってことも(笑)

その他には、UCIレース以外の方がコースが長いってことも。試走中にちょっと行ってみようと言ったら、長くて面白かったってことも。それ以外の最後のレースは、ほぼ全て制覇しちゃいました。

ファクトリー見学!これだけは、難しい点ですがスポンサーだから!と言っても見せてくれませんが、偶然見つけたフォックスのオフィスに行ってみてロビーだけで終了したり、オークリーラボに見学に行ったりとしましたが、それだけでも違いますね。過去にはトレックのファクトリーツアーをしていただいた時もありましたが、ホントタイミングですね。

それ以外にもレース会場で仲間を作ることも。今ではFBやインスタグラムといういいアイテムがあるので、バンバン友だちになって交流をすることが今後の展開が変わります。日本人的には図々しい人という捉え方がありますが、人のネットワークづくりのチャンスほどグイグイ話す事です。チャンスを見て見ぬふりってもったいないですよね。英語も話せなくとも身振り手振りで友達ができるんですよ。

と、言うことでアメリカ遠征の記事を終了します。
また、行きたくなる理由はやっぱり友だちがいるからですね。