2017年9月21日木曜日

レーシングスペックの進化


こんにちはマシュンです。先日情報解禁となりましたが、SCOTTもついに29ERとなりました。えっ?SCOTT27.5(650B)が押しだったのに。。。。と言う声も多かったと思います。と言う僕も、26インチがレースではマストアイテム。29インチでハンドルの高さやクランク、ハンドル幅色々答えを探していましたが迷宮して結論がでない。そんな中で27.5ならそれに近い走りと走破性がありました。今期パーフェクト勝利を手にしたニノシューター選手も27.5から29インチにシフトした選手です。彼もまた29インチをテストして受け入れられなかった選手。SCOTTの開発にも携わっていますので、色々なテストをしていますが、この背景にはホイールハブのワイド化。つまり、フロントハブは100mmから110mm。リアハブは142mmから148mmへと広がったブーストハブが多大なる影響をもたらした進化であるのです。つまりは横剛性が格段に上がり、大径化されたホイールはたわみにくくなる。つまりは、ダンシングやコーナーリングでのパワーがかかる時に踏ん張ってくれるので大径化の利点が更に大きく活かされるのが29になった大きな要因です。特にレースでは如何にスピードを上げて、楽に加速できるか?がキーワードです。僕も27.5止まりでしたが、29&ブーストなら受け入れて直ぐにでも乗りたいですし、少し低速のトレイルライドなら27.5プラスで走る楽しさもありだと思っています!


でも、トレイルでお尻擦るし!そんなライダーにはドロッパーポスト。時代はすべてを物語っています。つまり、ドロッパーポストで下げるにあたり、前転しにくくなるし。29の前輪が引っかかりにくくなったから、良いだろ。お尻をそんなに引かなくとも楽に下れたほうが楽しいに決まっている。これが結論です。

ブーストハブだったから成せる進化。
26インチは既に限られた国産車しかなくなりつつありますが、外車はそこがぐんぐんと開発が進んでいます。


2018SPARK RC WORLDCUP

 2016SPPARK RC

さらにフルサスの機能についてです。昨年度の2017年モデルから、上記下から上のリンク形式にモデルチェンジをしました。単純にリアサスを横向きから縦になっただけでなく、リアスイングアームのピボットとBB位置とヘットアングル、ホイールベースを変えられる機能排除で軽量化と簡潔化されたことだけではなく、乗り味はよく動くフルサスとして進化。リアサスユニット自体も逆さまに付けることで低重心化。FOXユニットの外側にピボットを取り付けることでのワイド化が凄く走るバイクへと変えているのです。よーく見るとニノシューター選手もフロントはロックショックスですが、リアユニットはFOXをそのままデカール剥がして使っていますので、観察してみて下さい。