昨日は菖蒲谷J2開催で、国内のレースシーズン幕開けの仕上がりを確認すべく位置付けのレースが兵庫県菖蒲谷森林公園にて開催されました。
例年のコースレイアウトとはガラリと変わり、右回りから左回りとなり、下っていた箇所が下りとなったり、勢いをつけて走る区間やドロップオフやジャンプセクション。岩越えや急下りと細かくコーナーが続き、もちろん時間のかかるエスケープもきっちり設定されてます。幅の広いシングルトラックセクションでパスするなどの判断力が重要視となり、世界的なスタンダードになる観客が見応えあるテクニカルな下りと、激坂登りとダブルレーンというコースレイアウト。
天候は春らしくなってきた最近から、一気に冬型の天候となる荒れ模様。前日から雪が何度と舞い、決戦当日も雪が何度も舞っては晴れ間がやってくる天候でした。
トップバッターは男子ユースに松本一成選手が出走。
ここまで遥々来たのに30分のレースという事で本人は少し肩を落とす形でレースを迎えました。昨年度のライバルは年齢により居なくなり、同年代も不参加。今年になって頭角を表す選手を様子見となるがどのような展開になるか?とレースを迎えました。スタート後から直ぐに独創となり、グイグイ加速してゆきます。焦らず淡々と走り、1周目は15分とエリート男子とほぼ変わらないラップタイムを刻み、2位の村上選手と1分差。補給もボトルを交換して、淡々と走り他の選手はスリップダウンや転倒する選手もいる中で快走のぶっちぎりでゴール。2位とのタイム差は2分で優勝しました。
続くセカンドバッターは松本璃奈選手が出走。マスターズから5分遅れで、女子全カテゴリー同時出走。ホールショットを取りドロップオフも無難に走っての積極的展開するものの、川口選手には及ばずに1周目は50秒差。足の動きも悪くエリート女子トップの佐藤選手に追い付かれての接戦。冷静に呼吸と身体の動きが整い始めて、残り1周半から少しづつ遅れを取り戻して、トップとは7分遅れと悔しさとシーズンに向けた課題を探せたレースとなりました。
最後は男子エリートクラスに、山内健正選手と僕、松本駿が出走でした。山内選手は後方スタートで落車に巻き込まれましたが、大きなトラブルもなく最後尾からの再スタート。ストレートから初めのオフロードからは少しづつ順位を上げ、10位までジャンプアップでしたがそこからは耐えたらずに失速し、15位でレース終了しました。
一方僕は、週の前半に合宿を過ごしたのに疲れは感じずにスタートは控えめから。ラップタイムも15分後半を刻みながらも、15位から10位。初めのジャンプ以外は全てチキンルートで落車とバランスを整えるために使う筋肉で攣らないように走行。中盤まではその見事なまでのアンチアドバンテージとなっておりましたが、後半からはリズムも良く走れて6位でシングルリザルトとなりました。トップ海外遠征組と数名のリタイヤを合わせるとシングルがギリギリの境界線ですが、シーズンに向けた仕上がりである事を再確認できたレースとなりました。
開幕戦は来月の5月4日滋賀県朽木から始まります。今年もチームスコットが会場を盛り上げますので、応援よろしくお願い致します!
各選手のレポートになります。
松本駿:6位 エリート男子レポート
山内健正:15位 エリート男子レポート
松本璃奈:2位 ジュニア女子レポート
松本一成:優勝 ユース男子レポート
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